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追われているから助けてくれ

 うちの漫研には部誌が大まかに2つあって、ひとつが気軽に描ける月刊誌でコピー本。もうひとつが半期に1回のオフセット本。この後者の方はオフセな上に入稿規格が投稿用原稿用紙サイズということもあってかなり全員のクオリティが上がりがちになります。やっぱきれいな印刷はいいよなー!

 で、大学2年目のおたみんもそれ用に3回目の原稿を描く季節がやってきたわけですがちょっと準備が遅すぎました! あと20日くらいしか〆切まで無いんですが、頭の中のネームでは余裕で20P超えそうでヤバい! という感じです。こんなの絶対間に合うわけ無いじゃん!

 で、普段だったら背景抜くしトーンも貼らないしTHE・適当でコピー本なら出すんですけどなによりオフセで出るのに残念な出来になったら嫌じゃないですか! いや1回生の時はどっちもヒドイ出来だったんですけど。時間に追われて色々雑になったんで今回は「時間をかけて最大限のものを描こう」と誓っているので1ページを完璧に仕上げてからつぎのやつに移行する最高に効率の悪いことをしてます。なんなら10Pくらいで前後編に分ければ? とも思ったんですけど今回なんというか雰囲気漫画なんでできれば一発で載せたいんですよね。でも時間無いけど! モチベが足りてないので時間がないのにゲーセンとか自炊とかこうやってどうでもいいブログとか更新してるわけですけど! その時間を作画に費やせよ! オイ!

ギア

 おたみんの自転車は満身創痍である。まだ京都に来て1年とそこらしか経ってないというのに、そして自転車も京都に来てから買っているのに、さらに別に想定外の使い方も一切していないのに、満身創痍。

 チェーンは既に数え切れないほど外れた。酷い時は変速機の内側にあるプラスチック板まで巻き込んでバキバキになった。それでもまあ走れんことはない。あとカゴもなぜか溶接が取れている。プラスチックバンドで無理矢理固定して走る日々。極めつけはなぜか画鋲が刺さってパンクしていた。それだけならまあ運が悪かったとしか言いようがないのだが、自転車屋に修理頼んだ時点でなぜかタイヤ自体が裂けていた。お、お前ーーー!!!!!

 もう来年くらいには買い換えないといけないくらいボロボロになってそう。一応5年保証とか言われてるけど絶対5年持たないとおもいます。なんてもん売ってんだオイ!

人生を体現する一日

 …これを入力してる現在歴史的に体力が消耗してます。一日が波乱万丈すぎてメンタルも疲れました。ううー。

 そもそも今日の始まりをどこに置くかにもよるんですが、若気の至りで4時までカラオケをしました。カラオケ会場から自宅まで徒歩で帰ると5時過ぎ。空が白むのを確認し、昼間に予定あるし3時間だけ寝るかーとコンビニのおにぎり食べて6時前に就寝。起きたのは9時。すでに体力はない。

 で、関西コミティアに一般ですが初参加してきました。ひっさしぶりにインテ行って思ったんですけどコスモスクエア駅って国際展示場駅になんとなく似てませんか!? やっぱ中央線だけじゃ貧弱すぎるのでもう少し交通インフラなんとかしてほしいんですが採算取れるわけ無いですね。2時間ほど会場をふらふらしてちらほらお買い物しました。ホントは今日感想とか書こうかなーと思ったんですが…体力がないので…そのうち…

 帰り道で例のごとくポップンに課金をする。28をぼちぼちやり始めてるんですがむずかしいですね。それはともかくノスタルジアの方はEx解放できたり7クリアできたりとかで成長を感じる。まあ最高12なのでゴミだけどね。でもゴミでもクリアできると気分いいんですよー。まだ曲数少ないしクレジット積まなくてもあらかた確認できるのがうれしいです。ポプはねー…なまじ曲数多いので道のり果てしないですね…レベル分けも細かいし…

 でもフェーイでもたのしいもんなのです。すっかりご機嫌になったおたみんはカラオケ帰りと同じ道をのんびり歩きました。自転車はコミティア行く時に駅前に停めたので。

 まあ自転車なかったんですけどね!

 おたみんの住む街は恐ろしい所で、法に背いて駐められた自転車はたちまち遥か南の果の地にワープさせられてしまう。困ったおたみんはいつ回収しに行こうか迷った。明日はお昼がガラ空きだ。明後日は午前中。木曜日も昼取りにいける。でも学校行くのに自転車ないの辛すぎるのでは??? やっぱ今から取りに行こう。夜9時まで開いてるし。

 いやでもこれが色んな所でやたら歩いておにぎりだけで稼働してきたおたみんには辛かったんですよ。マジで。しかも色々お金使っちゃったししばらく節約しよーとか思ってた矢先に2300円が吹っ飛びました。まあ駐輪代サボったぼくが悪いんですけど! これはほんと! 保管所のおじさんにやさしく対応してもらって涙出ました。絶対怒られるか迷惑そうにされると思ってたんですよ。空気も入れてもらったし。人の優しさというものを感じました…ってこっちは2300円取られてんだぞ! なに良い話になってんだ!

 てなわけで満身創痍になりながら(はるか南の地から自転車を漕いで帰還する必要があったため)安めの食材を選んで買って帰宅。…でも帰路の途中。おたみんは猫と邂逅した。

 (回収した)自転車に載ってるので自転車ごと近づくと怖がるかもしれん、でも降りる時にがしゃがしゃ鳴らすのもやかましい…とおもっておたみんはその場を動かなかった。虎縞の猫はこっちを時折みながら、道の端にいたのにこちらにやってきて自転車の正面に。この前も言ったけれど、おたみんがなにも声を発さなくとも、それどころか心のなかで話しかけたりとかしなくても、視線が合えばなんとなく会話というか意思疎通ができるような気がするのである。こうしてしばらく会話をした後、おたみんは静かに自転車を降りて、被ってた帽子をとって猫にお辞儀をしてゆっくりその場を立ち去った。これもひとえに偶然。自転車が回収されてなければ一時間以上はやく家に帰っていたのでこんなことは起きなかったのだ。2300円は思わぬ形で還元されたのであーる。

 というわけで人間万事塞翁が馬と言わんばかりに過激な一日を過ごしておひるを食べてないおたみんは空腹のさなかにいます。ご飯がまだ炊けてないのだ。明日からまた一週間が始まる。そんな気張らなくてもなんとかなるじゃん、と思ったのでした。

千年女優を見た

タイトル通り。サークルの人に貸していただけました。多謝。

こういう映画を1回見ただけでべらべらと語るものではないと思うので、ラストだけ。

「誰か」ありきの人生というのは、持て余した若さとかそういうのなら突っ走れるものであり、やっぱりいざ自分の人生を振り返るとそれは「誰か」なしには成立し得ないとしたら、自分とはなんだったのか、となる。自分が人生の主役だと思っていたらとんだ狂言回しがいたわけで、もしそれが取り返しのつかない死の際でわかったらどれほど恐ろしいだろうか。

そういうわけで最期の一言というのは当然オンナの怖さみたいなド安直なものではなくて、「自分の人生の主役は自分でした」と再確認して旅立つためのセリフだったんだろう。勿論それはその場しのぎの言い訳かもしれないけれどね。でも波乱万丈の人生の締めに「いい人生だった」と言っているだけなのになんでここまで誤解が生まれたんだろう。キャッチコピーのせいだな。

とりあえずこの解釈も違う可能性があるし見落としたシーンもあると思うのでもう一度観よう。