名塩ニュータウンのこと

20180918

絵の順番が前後してますね……

おととい、西宮名塩というところに行ってきました。西宮名塩とは西宮のくせに宝塚から行ったほうが近いというふざけた(ほんとうにふざけていると思う)街で、しかもすごい山の中にある。でも、そんなにアクセスが悪いというわけでもないし、なにせ電車も道路もちゃんとしているのでそこまでひどい街ではないと思う。あ、でも、国見台はスカスカですね…

遠藤剛生という建築家がいるらしい。安藤忠雄と同年代で、この人が1990年代後半に建てた集合住宅がとにかく僕の好みなのである。検索したらすぐに出てくるので写真は挙げないけれど、階段や渡り廊下をとにかく多用し、個々の棟も乱雑に配置する。これによって集合住宅という画一性のハンデを背負った建物であっても有機的な町並みが形成され、都市の路地のような光景を生み出している。すごい。

今は住宅事情も、ほぼ二極化といっていいと思う。思うに、とても大規模なマンションか、一戸建てか、という具合。その中間になるような集合住宅群の存在は(一戸ごとに対してのお金がかかるので?)すっかり無視されているような気がする。まあなので一種の郷愁かもしれないんですけど、なんとなくサイバーパンクなので一度見に行ってみるとぐっとくるかもしれません。