タイトル通り。サークルの人に貸していただけました。多謝。
こういう映画を1回見ただけでべらべらと語るものではないと思うので、ラストだけ。
「誰か」ありきの人生というのは、持て余した若さとかそういうのなら突っ走れるものであり、やっぱりいざ自分の人生を振り返るとそれは「誰か」なしには成立し得ないとしたら、自分とはなんだったのか、となる。自分が人生の主役だと思っていたらとんだ狂言回しがいたわけで、もしそれが取り返しのつかない死の際でわかったらどれほど恐ろしいだろうか。
そういうわけで最期の一言というのは当然オンナの怖さみたいなド安直なものではなくて、「自分の人生の主役は自分でした」と再確認して旅立つためのセリフだったんだろう。勿論それはその場しのぎの言い訳かもしれないけれどね。でも波乱万丈の人生の締めに「いい人生だった」と言っているだけなのになんでここまで誤解が生まれたんだろう。キャッチコピーのせいだな。
とりあえずこの解釈も違う可能性があるし見落としたシーンもあると思うのでもう一度観よう。