正しさについて

20190921

前いたところではいきなり他人の漫画に口出しをする厄介なひとがいて、僕は言われた人が筆を折ってしまうのではないかとずっとヒヤヒヤしていた。

批評というのは、相手がその批評に対して構えをとれる状態でないと成立しないものだと思う。相手が全く意識を向けていないときにそれを行うのは、通りがかったやいま面と向かって話してるひとをいきなり殴るようなものじゃないかなあ、とか考える。もちろん、いきなり殴ってその相手に「弱いなあ、もっと強くなれよ」なんて言うのはまったくよろしくないのだが、(まあ商業みたいな結構パブリックな場やもともと雰囲気としてスパルタ感溢れるとこならずっと身構えてりゃいいんですけど)内輪のゆるふわ空間でそれをされると歴史的に場が凍りつくし、言った側もまた俺なんかやっちまいましたか? みたいになって、最悪である。人のためと言っておきながら、通りざまにバカスカ殴っていては意味がない。もうずっと顔を出していないのでいまどうなってるか見当もつかないけれど、みんなやり過ごせているんですかね。