◆今日の行動
塩屋へ。
月曜日の友達というめちゃくちゃいい漫画の舞台。
もう駅からいい。須磨あたりはJRの線路のすこし北側でちょっと高いところを山陽電車が走ってるんですが、そこの潜りが本当にいい。江ノ電の踏切みたいな良さがある。
以下、青春小説で読んだ記憶すらある、しずかな夏の風景
俺はここで男女問わずかけがえのない友達と遊び、いつか終わる青春を謳歌していた気がする……そういうことでいい、攻殻方式でハッキングされてそういう人生にしてほしい、頼む
エモ車窓
須磨浦山上遊園へ。
須磨にはたくさん公園がありますし、そもそも須磨自体がそこそこ広い範囲の名前です。僕はそのどこにも行ったことがなかったので長い間須磨海浜公園と須磨離宮公園と須磨浦山上遊園の区別がまったくついていませんでした。ちなみに須磨浦山上遊園の最寄りは須磨浦公園駅ですが別に略称とかではなく山の麓に須磨浦公園がある。ややこしい。
そんな中小耳に挟んだ情報。
”カーレーターという死ぬほど乗り心地のわるい乗り物がある”
キュレーターみてえな名前の乗り物、スキーリフトのように乗降部分を緩行にすることで流れをスムースにするという意図があったらしいんですが、いかんせんリフトとは逆に下部で固定してしまったせいでガッツリ振動が直に来るため、ガッタンガッタンらしい。他にはかつてびわ湖バレイに設置例があったそうですがwikipediaくん曰く所要時間23分で23分ガッタンガッタンなの!? と思わざるを得ない。ただ乗ったこともないのに23分間どうガッタンガッタンなのかわからないので、その実感を得るべく参りました。まず京都から須磨が結構遠くて運賃がする。岡山時代は90分なんて誤差だったが40分で大阪に着く感覚だと単純に倍増するのでわりとその数字を実感するはめになる。完全にアーバンレールに飼いならされてしまった。JRを使うと1400円強くらいの値段になります。
JR塩屋で下車して前述通り昨年に引き続き月曜日の友達の舞台を歩きながら感傷マゾ行為をしつつ、山陽電車で塩屋から一駅となりの須磨浦公園駅へ。ちなみに月曜日の友達でも須磨浦山上遊園は登場している。改札出て階段登ってロープウェイ乗って出たところに看板が。こういう感じなんですって。ところで須磨浦山上遊園のロープウェイ・カーレーター・リフトを全部往復してやろうと思うと1800円です。高っけえなと思うのは最初だけで、こうやってノリノリで文章を書いてるあたりからかなりエンタメ性に富んだオモロいスポットであることを感じ取って下さい。
乗り心地の悪さは公式のウリです。
▲揺れすぎてブレた写真
びわ湖バレイのと違ってこちらは大体2分強くらいのサッパリとしたカーレーターですが、マジで乗るときの感覚はリフトと観覧車の間の子みたいな趣。で、本当に乗り心地悪かった。しかも最初がクライマックスだった。なんでも一番ガッタンガッタンになるの、緩行部分と急行部分が切り替わる部分らしくて、高速道路走ってるときの橋桁部分みたいな振動、リフト乗ってるときのローラー部分の振動みたいな揺れが10秒くらい続く。行き帰り両方動画撮ったんですがここでどっちも爆笑してしまったので無事没になりました。
なんなんだこれ。
なんなんだこれ!
むしろこれ2分くらいで乗り心地の悪さがウリという前提だからお〜(笑)っつって笑っていられるが、びわ湖バレイのはどういう気持でみなさん乗っていたんでしょうか。しかもめちゃくちゃ遅かった。斜行エレベーターとかの方が早い、当たり前ですが……
この後リフトにも乗りましたが、一切調べずにいったら普通に想像と違っておりロープウェイとカーレーターで登ったさらに上を目指してリフトがあるのかと思ったら普通に谷を超えて別の山に行くリフトでスタート直後メキメキ高度を下げるので思わず笑ってしまった(どう考えても予習してないおれのせいだが……)ちなみに本日、平日だし自分のような酔狂な人がそこそこいましたが山上遊園の諸設備があらかた休業しており、リフトまで乗ったのほぼ自分だけでした。止まってるリフトに向かって動かしてもらい、乗り終わったらまた停止しているセンサー式エスカレーターみたいな動かし方になってるのをみると申し訳なくなってしまったし、途中の谷に架かっている橋で点検的なことをやっているおじさま達に往復2回遭遇してなんというか目のやり場がなかった。いやホントすいません……
リフト戻って展望台に行ったんですが、昔岡山にあった京山スカイガーデンと同じ円筒形の建物で懐かしくなってしまいうるうるしてしまった。しかもインベーダーがあったし、3階の喫茶はめちゃくちゃゆっくり回転していた。ポートタワーで見たやつだ……選曲のチョイスがまんべんなく渋くて昭和の人間のような気持ちになりました。
ちなみに兵庫県ということでなのか忍たまコラボをやっており、ロープウェイの階段でわちゃわちゃしてるキャラ達を一段一段撮影している人とかいたので、そこそこの効果があるんだと思います。きり丸と並んで写真撮れるの、今まで生きてきた中でトップクラスで顔出しパネルとしての意義がある。
須磨、須磨水族園とかあるあの浜辺の海〜〜〜みたいなゾーンに目が行きがちですが西側の山ゾーンも高低差のダイナミズムを全身で感じ取れて大変いい場所でございます。ちなみにカーレーターやリフトつかわなくても自力で登山も可能らしいので体調など万全な方はそういうのもやってみると楽しいかもしれません。でもカーレーターは一度乗ったほうがいいっすよ!
◆今日の絵
それでは、今日はこのへんで。